死ぬまでに一度は訪れてみたい場所はた〜くさんありますが、逆にもう二度と訪れたくない場所ってのもあります。 それは移民局。
ビザ関連の問題はホント、いつまで経っても尽きません。
数年前、日本人向けのサービスセンター(?)みたいなところに行って「あの〜、ビザについての相談をしてもらえる場所、分かりますか?」と聞いても「さぁ〜、、、ビザですか?ちょっと分かりませんねぇ。イエローページかなんかで調べた方がいいかもしれませんね」
なんて言われて途方に暮れていたと言うのに、今じゃ日本語情報誌には必ず相談先が載っていますよね。もう少し前から載せていてくれればあんなことにはならなかったのに
ワーホリビザが切れてしばらく日本で過ごした後の話。
「デファクトビザ(同棲ビザ?)」なんて存在を全く知らなかった私は、なんとか当時の彼(現夫)と一緒に居たいため、観光ビザで入国。その後8ヶ月(ぐらい)の学生ビザを取得した。と言っても、TAFEなんて高くて払えないから一番安かった語学学校の英語コース(笑)。語学コースが終わった後に、同じ学校の違うコースに通うという話になって、それから2年間の学生ビザ取得。
でも、ビザの件も含めていろいろ面倒くさいから!って事で結婚を決める(笑)
結婚するんだったら、学校に行かなくてもいいじゃない? もともとビザが無いとココに居られないからという理由で学生をやっていた私。
英語コースから先は全く進む気なし。 なので、今度は2年間の学生ビザが不要になってしまった。
これ(学生ビザ)を無効にして、新しく配偶者ビザに切り替えなきゃ!
と、それらの相談を、誰にして良いものか分からず、とりあえず学校の事務員さんに話してみる。 すると学校側からちゃんとした手紙(結婚して新たにビザを取り直すため、学生ビザを無効にする予定である。それによりこの先、学生を続ける事はなくなるので、本校を退学する。…なんて内容)を移民局に送ってくれると言う。FAXで。
あぁ、そんなんでいいのか? と、ハテナマークも飛び交ったけど、ま、とにかく結婚するのだから大丈夫だろうと思っていたのです。
そして結婚後、ルンルン気分で移民局に行って申請。
( ̄ー ̄) あなたねぇ、日本に帰ってから取り直してきなさい
( ´_ゝ`)プッ しかも二週間以内に国外に出なきゃ違法よ
等々、まぁイヤミったらしく言われましたわ。
なにやら、学校からの手紙(FAX)をカンペキに見落としてたらしく、こうなったらオーストラリア国内からの申請は無理なので、一度日本に戻ってから(しかもその日から2週間以内)取り直しなさいとのこと。 期間? さぁ。。。 半年ぐらいかかるんじゃない?
ε=(。・`ω´・。)ブルブルブルブル怒
結婚したての新婚ホヤホヤの時期を、またまた離れ離れで過ごす事になりましたとさ。
まぁ、日本で(時間はかかったけど)ちゃんとビザが取れたのは良かったけど。というか当たり前か。
しかし本編はここから
やっとのことで、私も夫と同じビジネスビザを取得した。やっとの事で安定した住まいが決まった(日本と行ったり来たりが多すぎた過去)。給料安いがバイトも見つかった。
そんな平凡でも幸せなある日、誰かがドアをノックする。出て行くと
女一人に男が二人。そして 「ケイコは居るか?」
( ゜o゜!)エッ イッツ ミー だけど?
すると、警察手帳のようなものをバッと広げてナントカカントカと名乗るやいなや、ドカドカと土足で家の中に入ってくる女一人と男二人。(*ウチは土足禁止)
?!!!?(゜Д゜ノ)ノ ナナナナニッッ??
よ〜く聞くと(英語が出来なかった)、パスポートを見せろ! とか言ってる。 ビザがど〜とかこ〜とか…
もしかしてこの人達、私が違法滞在してると思ってンちゃうか?
冗談じゃないっちゅうねん(怒)! こっちは新婚時期に何ヶ月も日本に帰っとったっちゅうねん(怒)!!
なんて言えるわけもなく、とりあえずちゃんとビザの貼ってあるパスポートを見せる。
つたない英語で「ワタシ ニホンカラモドッテキタバカリネ」と一応言ってみる。
女一人に男一人は「はぁ??」という顔。
もう一人の男はどうやら逃げたり暴力を振るってくる者を取り押さえる、セキュリティーみたいな役目らしいので、口出しは全くしない。(ちなみにこの人はまぁまぁ良いヒト)
それよりもその女一人と男一人!
土足のままソファーにドカリと座り、(たぶん)移民局に問い合わせの電話を入れている。
意気込んで違法滞在(予定)の日本人を捕まえに来たのだろう。
きっと、いつも誰かを捕まえる時、自分達はスッキリした気分になるのだろう。
私が違法滞在者ではないとわかったとき、ちょっと残念そうな顔をしていた二人。
全く移民局の手違いだったにも関わらず、謝罪の一言もなし。
しばらくムカツキが止まらず。
もっと英語が出来ていれば、もっと文句も言えたのに!!
と、私の英語力は「文句を言いたい」事件があるごとに、伸びていったように思う。
あれから6年か…。 まだ行かなきゃならぬとは…泣